我々人類にとってプラスチックは大変便利なものであり、その歴史は第二次世界大戦の後世界で普及しはじめました。生活の中で身近なもの、工場での使用、さまざまな場面でプラスチック製品が使用されているのが現在の状況です。日本国内だけでも年間1000万㌧以上が生産されております。
では、大変便利なプラスチック製品がゴミ問題に繋がっているかというと、いわゆる「ポイ捨て」などの故意的にゴミ問題となるケースや「津波等で予期せぬ事由で海上に流されてしまう」といった故意的でなくゴミが自然に取り残されてしまうケースがあげられます。このプラスチックゴミのごみ問題が、海洋汚染・生態系の異常に大きく関わっております。
問題視されているのは、プラスチック製品が細分化され、マイクロプラスチックとなり海中の生物が食してしまうことなどが挙げられます。そのことで、
といった事が考えられ、海洋生物だけでなく人にも影響が出てくることが考えられます。
また、プラスチックによる汚染も深刻な問題です。
世界経済フォーラムは、現在、海へ流入している海洋プラスチックごみは、アジア諸国からの発生によるものが全体の82%を占めるとしています。
環境に負荷をかけた、持続可能とはいえない経済発展が続く限り、この海洋プラスチックの問題も、今後さらに拡大すると考えられています。
同フォーラムは、2050年にはプラスチック生産量はさらに約4倍となり、「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」というショッキングな予測を発表しています【図―1】
我々が済む日本では焼却処理設備が世界的にみて最高水準でありますが、全ての量を賄うことが出来ない状況であります。そのため、埋め立てや海外へ輸出といった対応でゴミが溜まらないようにしております。
しかし、海外輸出において諸外国がゴミの受け入れを禁止したため、過去輸出していたゴミが日本から出せない状況になっており、埋め立てる場所がなく、日本にゴミが年々溜まっていく懸念がされています。【図―2】
そういった中で、我々は、企業・個人が気を付けるべきことを具現化し提案をしていくことを目指してプラスチック製品に代わる次世代製品を取り扱い環境保全に取り組んでいきます。
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